ウイスキーとウヰスキー、WhiskyとWhiskey
PCやスマホで「ウイスキー」と入力すると、「ウヰスキー」と変換候補が出て来ませんか?
あまり見慣れない「ヰ」の文字。ウ「ヰ」スキーの由来について紹介したいと思います。
日本で初めて本格的なウイスキーを作ったのは、竹鶴 政孝氏です。
「マッサン」としてNHKのドラマでも話題になりました。彼はウイスキーの本場、スコットランドで修行をし、寿屋(現在のサントリー)に招かれ、日本で本格的なウイスキー作りを開始しました。1923年の出来事です。
竹鶴氏曰く、「ウイスキーは水が命」。
そこから井戸の「井」を使って、ウ井スキーと名付けられました。
しかし、当時は、漢字とカタカナを使っての商標登録が認められなかったそうで、やむなくカタカナの「ヰ」を使い、「ウヰスキー」と名付けられたのでした。
また、海外においては、「Whisky」と「Whiskey」、二つの呼び方が混在しています。
スコットランド・日本・カナダにおいては、「Whisky」が使われますが、アイルランド・アメリカにおいては「Whiskey」が一般的です。
これは、19世紀頃に起こった、スコットランドとアイルランドのウイスキー覇権争いが起源と言われており、それぞれが商業戦略として一線を画すために、呼び方を区別したと言われています。
ウイスキーの多様性を表すエピソードを紹介させていただきました!