トマーティン TOMATIN
本日は、スコットランドのハイランド地方で造られているシングルモルトウイスキー。
「トマーティン」について紹介したいと思います。
こちらの蒸溜所、日本の「宝酒造」がオーナーを務めており、日本の企業として初めてスコッチ蒸留所のオーナーとなっています。価格は概ね3,000円弱。
大麦麦芽のみを原材料に単一の蒸留所で作られた「シングルモルトウイスキー」です。
このお酒、本当に「甘い」んですよ!クリームのような香りとナッツのような甘みが非常に強く、アルコール感がほとんど無いのです。
ウイスキーにあまり慣れてない方は、「ウイスキーなのに甘いなんて
信じられない」と思うかもしれませんが、是非、ストレートで一口飲んでいただきたいです…飛ぶぜ!
元々、様々なブレンデッドウイスキーの原酒として使われていたトマーティン蒸溜所。
最盛期の年間生産量は1,200万ℓにも及びましたが、1980年代の不況により一時倒産。
その後、日本の宝酒造と大倉商事が共同出資により買収しました。
ちなみに、セブンイレブン等で最近発売されている「レジェンダリースコット」シリーズ。
こちらはこの「トマーティン蒸溜所」のスコッチが使用されています。
シングルモルトとは違い、スモーキーなピートを感じられるハイボールです。
こちらもオススメなので、コンビニやスーパーで見かけた際には是非お試し下さい。
ジェムソン JAMESON
今回は、「アイリッシュウイスキー」に分類される代表格、「JAMESON」について紹介したいと思います。
「ジェムソン」はアイルランドで作られているブレンデッドウイスキー。
価格は概ね2,000円前後。
世界5大ウイスキーの一つである、アイルランドウイスキー(アイリッシュウイスキー)の中でも最も売れている銘柄で、世界で飲まれるアイリッシュウイスキーの4本中3本はジェムソンであると言われています。
アイリッシュウイスキーの特徴の一つが、「ポットスチルウイスキー」をブレンドに使用している点です。
スコッチウイスキーで一般的に使用されるのはモルト(大麦麦芽)ウイスキーですが、ポットスチルウイスキーでは大麦麦芽に加えて未発芽の大麦も使用されています。
これがアイリッシュウイスキー独特のオイリーかつスパイシーな味わいの所以です。
更に、一般的なスコッチウイスキーは原材料を2回蒸留するのに対し、アイリッシュウイスキーは3回蒸留を行っています。
アイリッシュウイスキーの象徴としてしばしば描かれる三つ並んだポットスチル(蒸留器)はこれが由来です。三回蒸留することで、雑味の少ない爽やかな味わいを産むとされています。
そんな「ジェムソン」ですが、ストレートで飲むと、とてもまろやか!
ナッツのようなクリーミーな味わいです。ただ、独特のオイリーな舌触りは好みが別れるかも。
そこでオススメなのが、たっぷりの炭酸水で割ったハイボール。
まろやかな甘みはそのままに、ほのかなオイリーさも楽しむことが出来ます。
ジェムソン、たまに飲みたくなるんですよねえ。
ジョニーウォーカー赤
世界で一番売れているスコッチウイスキーの銘柄を知っていますか?
その答えは「ジョニーウォーカー」です。
ウイスキーに興味の無い方でも一度は聞いたことのある名前かと思います。
「ジョニーウォーカー」の中でも最もポピュラーで、スーパーやコンビニ等でも安価で購入できる「ジョニーウォーカーRED」通称「ジョニ赤」について紹介したいと思います。
左側が一般的なボトル。右側は2021年限定モデルです。
コカ○ーラ風のボトルがスタイリッシュ。大きく印刷された「ストライディングマン」が印象的です。
年間で2億本以上も出荷される「ジョニーウォーカー」。元々はスコットランドの小さな食料雑貨屋。店で扱っていた紅茶のブレンド技術をウイスキーに応用したのが始まりと言われています。
2021年限定ボトルは非常にスタイリッシュなデザイン。
空きボトルはお部屋の飾りとしても使えそう。
1,500円前後で購入できるにも関わらず、味わいは非常にコク深く、上品でスモーキー。
スコッチウイスキーの全てが詰まっていると言っても過言では無いと思います。
「ジョニーウォーカーRED」は複数のスコッチをブレンドしたブレンデッドウイスキー。キーモルトは「タリスカー」や「カリラ」等。
スコッチ独特の荒々しさを誇るモルトウイスキーをブレンドして作られています。
スコッチウイスキー入門として最適でありながら至極の一本であると言えるのではないでしょうか。
王道でありながら常に斬新なアイディアで、最先端を走り続ける「ジョニーウォーカー」。心からお薦めできるウイスキーです。
イマイチだった格安ウイスキー
たまには、最近飲んでイマイチだったウイスキー(低価格帯のもの)を紹介したいと思います。あくまで個人的な感想ですので、参考程度にご覧いただければと思います。
「サンピースウイスキー エキストラゴールド」。
三重県にある酒造会社「株式会社宮崎本店」より発売されているブレンデットウイスキーです。価格は700mlで概ね1,000円ほど。
「輸入したモルトとグレーンウイスキーをブレンドし、鈴鹿山系の伏流水を使用」との事。
このウイスキー、とにかくアルコール刺激が強かったです。
モルトや木材の風味や香りがあまり感じられず、ピリッとしたアルコール感が全面に出てきます。炭酸水やコーラで割れば飲めないこともないのですが…
山梨県の「サン・フーズ株式会社」より発売されているブレンデッドウイスキーです。こちらも価格は700mlで1,000円ほど。4ℓでも3,000円ほどと非常に安価なウイスキーです。
「モルト・グレーン・スピリッツを青峰八ヶ岳の深き森に育まれし清澄な水と丁寧に熟成」とあります。ここでいう「スピリッツ」とは穀物以外を原料とするアルコールです。具体的にはジャガイモ等の芋類など。
このウイスキー、アルコール感は思ったほど強くないのですが、独特のエグ味があります。全体的に味も香りも薄めなのですが、この人工的なエグ味が非常に気になりました。
どちらのウイスキーも価格的には非常に安価な為、ハイボール等で飲むにはとてもコスパの良いお酒である事には間違いないのですが、あえてこのお酒を買うなら、「ホワイトホース」や「ティーチャーズ」等のが美味しく飲めるかなという印象です。
皆様の意見も是非お聞かせいただけますと幸いです。
美味しい飲み方などあればご教示下さい。
ウインドジャマー
私事ながら先日は誕生日でした。
妻と一緒に、関内にあるジャズバー「ウインドジャマー」にお邪魔しました。
京浜東北線「石川町」駅から徒歩5分、「関内駅」からも10分程度。
中華街「延平門」のすぐ側にあるジャズバーです。
小規模ながら大人の雰囲気が漂うオシャレな店内。週末にはジャズの生演奏を楽しめます。
創業50年と、非常に歴史あるバーです。
「ウインドジャマー」といえば、オリジナルカクテル「ジャックター」が有名なのですが、この日は誕生日という事で、「マッカラン18年」をいただきました。
古い客船の様な店内でジャズを聴きながら飲むマッカラン。最高の時間でした。
美味しい中華料理を食べた後で、大人な空間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
コンチネンタルウイスキー
今回は、コスパが良いのにあまり知名度の高くないウイスキーを紹介したいと思います。
その名も「コンチネンタルウイスキー」。
(株)サンフーズ社より販売されているブレンデッドウイスキーです。
「和食を愛する日本人に好まれる、ほのかな樽香とバニラフレーバーをバランス良くブレンド」との事。
おおよそ1,200円〜1,500円程度で購入できるウイスキーなのですが、中々面白いお酒です。
値段に似合わず、アルコール感が少ない割に、しっかりとしたコクを感じる事が出来ます。
アルコール度数も若干少なめで、ハイボール等で下手に薄めなくてもストレートで十分楽しめるウイスキーです。
自社蒸留したモルトと世界各地から厳選したモルトとグレーンをブレンドし、仕込み水には富士山の脇を流れる「御勅使川」の水を使用しているとの事。
「ブラックニッカ」や「トリス」等、安価で楽しめるウイスキーは沢山ありますが、安価で、ウイスキーならではの「コク」や「味わい」を「アルコール臭」を感じる事なく楽しめるのは「コンチネンタルウイスキー」ならではじゃないでしょうか。
アルコール感が少ないため、飲み過ぎには十分注意して下さいね。
ブルックラディとWyvern
先日は関内にあるスコティッシュバー「Wyvern」さんで、ブルックラディを頂きました。
関内駅北口から徒歩5分の場所にあるこのお店は、スコティッシュバーの名前の通り、シングルモルトはもちろん、ビールの品揃えも豊富で、本格的なハギスを味わう事も出来ます。
写真にもある通り、ブルックラディのサーティファイドバー(蒸溜所公認のバー)なので、安心していただけます。
ウッディな店構えが特徴です。
香り高くさっぱりした飲み味が特徴のブルックラディですが、同じ蒸溜所で作られているこちらのポートシャーロットは、非常にスモーキー!フローラルな味わいの後にガツンと来る煙たさが魅力です。
スコッチ好き、ビール好きのみなさまにオススメの良店です!
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